日本コカリナ協会

コカリナが奏でる木の優しい音色

   

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コカリナと平和活動

被爆樹コカリナ

1945年8月6日広島に落とされた原子爆弾は広島の街を焼き尽くし、一瞬にして25万人の尊い命を奪いました。

その原子爆弾の強い熱で、体のほとんどを焼かれた1本のエノキの木が何とか生き延びました。

この木は陸軍病院の庭にあった大きな木で、この木の周りは入院している傷病兵や看護師さん達の憩いの場になっていたそうです。

戦後、この木の近くにあった基町(もとまち)小学校の子ども達が木を励まし一生懸命育ててきました。

でも1984年広島を襲った大きな台風でとうとう力尽き、倒れてしまいました。その倒れた幹を広島の高校生達が学校に保管してきました。

そして、1998年8月6日、広島で行われた黒坂黒太郎のコンサートの時にステージに飾ってくれました。その後、この木をコカリナにしようという話が持ち上がり、8本のコカリナが誕生しました。

被爆樹で作ったコカリナ

こんなに焼けてもなお生きようとし、美しい音色を出す木に思いを寄せてください。

そして、原爆で亡くなった人たちに心を寄せてください。決して核兵器など使われないように。

被爆樹の写真の真中の焼けた部分が原爆を浴びた部分です。両側からその傷を一生懸命抱くように樹皮が成長しているのが分かります。

コカリナ合奏団LIFE

2015年、戦後70年の年、戦中戦後生まれのメンバーのみで「コカリナ合奏団『LIFE(ライフ)』」が結成されました。

この年、国立競技場建替えのために伐採された木で「国立競技場の木のコカリナ」が製作されました。

国立競技場は前回の東京オリンピック開閉会式を始め多くのイベントが行われた場所でしたが、戦時中は「学徒出陣壮行会」が行われた場所でした。

この「学徒出陣」を見送ったであろう、木のコカリナを使った国立競技場の木のコカリナを戦中・戦前生まれのメンバーが平和への思いをのせて奏でる合奏団です。

結成後、毎月1度の練習を続け、2021年現在、定期演奏会は4回を数えます。

コカリナLIFE

公開日:
最終更新日:2021/02/27