コカリナと平和活動
- 被爆樹コカリナ
- コカリナ合奏団「LIFE」
- 台風で倒れた沖縄県伊江島のガジュマルの木がコカリナに
- ウクライナの子ども達を支援「ひまわりプロジェクト」
- コカリナひまわりコンサート
- ひまわりプロジェクト チャリティーTシャツ
被爆樹コカリナ
被爆樹コカリナの誕生(1998年)
1945年8月6日。
広島に落とされた原子爆弾は
広島の街を焼き尽くし、
一瞬にして25万人の
尊い命を奪いました。
その原子爆弾の強い熱で
体のほとんどを焼かれた
1本のエノキの木が
何とか生き延びました。
この大きな木は爆心地近くの
陸軍病院の庭にあって
木の周りは入院している傷病兵や
看護師さん達の憩いの場に
なっていたそうです
戦後、この木の近くにあった
基町(もとまち)小学校の子ども達が
木を励まし、守ってきました
しかし1984年、
広島を襲った大きな台風で
とうとう力尽き倒れてしまいました。
その倒れたエノキの幹を
広島の高校生達が
学校で大切に保管してきました。
そして、1998年8月6日。
広島で行われた
黒坂黒太郎のコンサートの時に
ステージに飾ってくれました。
その後、この木からコカリナを作ろう
という話が持ち上がり
8本の「被爆樹コカリナ」
が誕生しました

以来、黒坂黒太郎は
日本全国、そして海外でも
被爆樹コカリナの演奏を重ね
多くの方々にその音色を届けています
被爆樹コカリナの音色は
こちらのYoutubeからお聴きいただけます

被爆樹の写真の
真中の焼けたところが
原爆を浴びた部分です。
両側からその傷を一生懸命抱くように
樹皮が成長しているのが分かります。
こんなに焼けてもなお生きようとし
美しい音色を出す木に
思いを寄せてください
黒坂は、2001年広島市主催の
国際平和シンポジウムに招待され演奏、
被爆樹コカリナができるまでを追った
NHKドキュメンタリー「ヒロシマがきこえる」は
全世界で放映されました。
2008年11月、
被爆樹コカリナを使って出演・演奏した
サントリーホールのラジオCM「コカリナ」が
全日本CMコンクール(ACC賞)で
ジャーナリスト賞を受賞、
消費者のためのCMコンクールでは
最優秀賞を受賞しました。
また、ニューヨーク カーネギーホール、
ウィーン学友協会をはじめ海外でも、
被爆樹コカリナの演奏を
生で聴いていただいてきました。
新・被爆樹コカリナの誕生(2025年)
1998年に被爆樹コカリナが誕生して以来
黒坂黒太郎は、25年以上に渡り
その音色を世界中に届けてきました。
そして戦後80年の2025年、
新たな被爆樹コカリナが誕生しました。
広島市は「被爆80年事業」として
1本1本管理・登録している被爆樹の
剪定枝の配布を行いました。
配布する団体には『平和について考え
行動する平和文化を市民社会に
根付かせ、平和意識の醸成を図る
「ヒロシマの心」の共有につながる
取り組みを実施する』という
活動が求められ、審査の結果
日本コカリナ協会も
この被爆樹の剪定枝を
貰い受けることができました。
そこから生まれたのが
「新・被爆樹コカリナ」です
これまでは黒坂黒太郎だけが
被爆樹コカリナを演奏してきましたが
今後は、全国のコカリナ愛好家によって
様々な場所で演奏され
その音色とともに
ヒロシマ・ナガサキの思いを
伝えていってくれることでしょう
2025年7月
広島市立基町小学校の子ども達に
被爆樹コカリナ34本を
贈呈しました。
そして、2025年8月2日
基町小学校の子ども有志と
黒坂黒太郎、
関西・関東などで活動している
コカリナ愛好家たちが
広島平和公園
「原爆の子の像」の前で
被爆樹コカリナの音色を披露し
被爆80年のヒロシマから
「被爆樹の祈り」を発信しました
被爆樹コカリナの広島での演奏が
NHKで紹介されました。
下記リンクから放送された動画が観られます
NHK NEWS【動画】広島 被爆樹木から作られたコカリナ 奏でる平和の音色
コカリナ合奏団LIFE
コカリナ合奏団LIFE 結成
2015年。戦後70年の年
戦中戦前生まれのメンバーのみで
作られたコカリナ合奏団
『LIFE(ライフ)』
が結成されました。
この年、国立競技場建替えのために
伐採された木で
「国立競技場の木のコカリナ」
が製作されました。国立競技場は
前回の東京オリンピック開閉会式を始め
多くのイベントが行われた場所でしたが
戦時中は「学徒出陣壮行会」が
行われた場所でした。
この「学徒出陣」を見送ったであろう
木のコカリナを使った
国立競技場の木のコカリナを
戦中・戦前生まれのメンバーが
平和への思いをのせて奏でる
合奏団です
結成後、毎月1度の練習を続け、
各地で行われた
ウクライナの子ども達を支援する
「コカリナひまわりコンサート」に
『LIFE』のメンバーも参加し、
自らの体験をもとに、
平和への思いを込めた
説得力のある音色を奏でました。


コカリナ合奏団LIFE 10周年
2025年、戦後80年の年に
結成10周年を迎え
「コカリナ合奏団LIFE
10周年記念
コカリナ平和コンサート」
が開かれました
「戦争を知っている」メンバーが
ゆるぎない平和への思いを
音に乗せて、奏でました。
コンサートの模様はYoutubeで
ご覧いただけます
コカリナ合奏団
「LIFE (ライフ)」
団員募集中です!
→ こちらをご覧ください
台風で倒れた沖縄県伊江島の
ガジュマルの木がコカリナに
2023年8月の台風6号の影響で
沖縄県伊江島のガジュマルの木
「ニーバンガズィマール」が倒れました。
戦争が終わったことを知らず
二人の日本兵が2年もの間
木の上で隠れて暮らした…
という実話を元にした、
井上ひさしさん原案の
『木の上の軍隊』という舞台劇にもなった
そのガジュマルの木。
大切にしてきた住民の皆さんの間にも
ショックが広がりました。
その後、黒坂黒太郎が
ニーバンガズィマールの枝を譲り受け
数十本のコカリナを製作しました
2023年12月21日
伊江島の小学校で
黒坂黒太郎のコカリナ演奏会が開かれ
ガジュマルの木のコカリナの
音色を響かせました。
地域に親しまれたガジュマルは
コカリナに生まれかわり
伊江島の小学五年生の児童に贈られました。
2024年にも伊江島の小学生に
ガジュマルのコカリナをプレゼントしました。
そして2025年6月には、
沖縄本島にて全4公演の
「コカリナ平和コンサート」と
沖縄の小学校でスクールコンサートを
開催しました。
ウクライナの子ども達を支援
「ひまわりプロジェクト」
ロシアのウクライナ侵攻で
国外に避難したたくさんの子ども達を
支援するため、
日本コカリナ協会は
「ひまわりプロジェクト」
を立ち上げました。
ウクライナを舞台とした
映画「ひまわり」のテーマ曲
「ひまわり」を演奏して
募金活動、支援コンサートを行いました。
集まった支援金は、ポーランド在住で
ウクライナから避難してくる子ども達に
直接の支援を行っている、
日本コカリナ協会公認講師の
坂本龍太朗さんを通じて
現地の実情に合わせた様々な支援に
役立てられています。
コカリナひまわりコンサート
映画「ひまわり」のテーマ曲
「ひまわり」を演奏して、
ウクライナの子ども達を支援する
コカリナ
ひまわりコンサート
を全国各地で行ってきました。
そして、2023年9月10日、
その集大成ともいえるコンサート
コカリナ
大きな
ひまわりコンサート
東京のすみだトリフォニーホールで
開催されました。

ポーランドから
坂本龍太朗氏 と
ウクライナの子ども達 が来日。
坂本龍太朗氏による
ウクライナの子ども達の現状と
継続的な支援の必要性を訴えるお話や
ウクライナの子ども達と、
日本各地より集まった
総勢約 120名からなる
「大きなひまわり
コカリナアンサンブル」
によるコカリナ演奏は
”世界中の子ども達が
平和に生きられるように”
という願いの込められた
力強い演奏となりました。

黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート
◆ 2022年
- 4/9「春の日の花と輝け」東京都豊島区
- 4/29「黒坂黒太郎ひまわりコンサート in 上田」長野県上田市
- 5/21「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート in 茨城」茨城県常総市
- 5/22「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート in かながわ」神奈川県横浜市
- 6/5「ひまわりチャリティーコンサート」千葉県我孫子市
- 7/10「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート in 松戸」千葉県松戸市
- 9/25「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート in 川口」埼玉県川口市
◆ 2023年
- 3/18「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート in 横浜」神奈川県横浜市
- 4/29「再びの ひまわりコンサート in 上田 独鈷山からウクライナへ」長野県上田市
- 7/2「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート in 松本」長野県松本市
- 9/8「黒坂黒太郎コカリナひまわりコンサート & 坂本龍太朗 講演会 in 千曲市」長野県千曲市
- 9/10「黒坂黒太郎大きなひまわりコンサート」東京都墨田区

東京トリフォニーホール
2023.9.10
ひまわりプロジェクトにご支援いただいたコンサート
◆ 2022年
- 5/29「愛媛コカリナサークル木音~kanon~ウクライナ避難民支援チャリティーコカリナコンサート」愛媛県松山市
- 6/5「ひまわりコンサート in 宮﨑」宮崎県宮崎市
- 6/11「コカリナでつづる 愛を歌う心の調べコンサート」千葉県柏市
- 8/27「愛媛コカリナフェスティバル in 内子(第3回)」愛媛県喜多郡
- 9/3「さんぶの森コカリナ祭り(第14回)」千葉県山武市
- 9/11「東京コカリナアンサンブル定期演奏会(第11回)」東京都千代田区
- 9/24「筑波山麓コカリナピクニック(第17回)」茨城県常総市
- 9/24「ココムーンハウス 秋の音楽会」鹿児島県鹿児島市」
- 10/10「ヴェラーチェ・オカリナ・コカリナ・フェスタ ウクライナ支援コンサート(第13回)」神奈川県横浜市
- 10/16「宮城コカリナフェスティバル(第13回)」宮城県大崎市
- 11/19「関西コカリナアンサンブル定期演奏会(第1回)」兵庫県神戸市
- 12/17「ウクライナ支援「ひまわりプロジェクトチャリティーコカリナコンサート♪世界の平和を願って愛を届けよう♪」福岡県久留米市
- 12/19「コカリナアンサンブル HumanⅡ Xmasコンサート 木の笛コカリナが奏でる癒しのハーモー ~明日への希望をのせて~」東京都豊島区
◆ 2023年
- 2/12「東京コカリナフェスティバル(第13回)」東京都墨田区
- 2/18「コカリナコンサート『ほ』の国の歌 with うた&打楽器」愛知県名古屋市
- 2/23「川越音楽ラストコンサート 黒坂黒太郎コカリナコンサート」埼玉県川越市
- 4/30「愛媛コカリナサークル木音~kanon~ウクライナ避難民支援チャリティーコカリナコンサート」愛媛県松山市
- 5/4「コカリナ公認講師コンサート(第11回)~平和への祈り」東京都千代田区
- 6/14「横浜ヴァンヴェール15周年コカリナ演奏会」神奈川県横浜市
- 6/24「コカリナアンサンブル浜っ木コンサート」福島県いわき市
- 7/17「筑波山麓コカリナビクニック(第18回)」茨城県石岡市
ひまわりプロジェクト チャリティーTシャツ
14歳の少女、ソニャさんが描いた
「ひまわり」をデザインした
チャリティーTシャツを作りました。
(現在は販売を終了しています)
ソニャさんは、ウクライナから
ポーランドに避難し
今はスイスで避難生活を送っています。
チャリティーTシャツの売上から
経費を除いたすべてが
「ワルシャワ日本語学校難民支援チーム」
を通じウクライナの子ども達へ送られました。

詳しくはこちらから ↓
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